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2010年10月18日 (月)

デモ報道のありかたに問題あり

ようやく、日本側のデモを
日本のマスコミが報道しました。

しかし、まだ報道姿勢がもの足りません。
しかも、偏向報道。
 
幸福実現党山口県本部代表・村田純一 公式ブログ

日中双方で起きたデモの報道 2010-10.17日
 
日中双方で尖閣問題に対するデモがあった。

前回は、日本のマスコミが無視して報道しなかった日本国内の抗議デモを、海外メディアが取り上げたため、日本の報道姿勢の異常さが際立った。
今日はさすがに、中国の反日デモを報道して、田母神元幕僚長を中心に行われた抗議デモを報道しないわけにはいかなかったのだろう。

しかし、一つ注文がある。
何かあると、中国のインターネットの書き込みを取り上げて、一緒に報道するのはやめるべきだ。

「反日デモは政府に踊らされたマスゲーム」という記事をロイターが配信していた。
韓寒というブログ閲覧回数4億回を超える中国の若者のカリスマ的人気若手作家のブログに、「内政の問題ではデモの出来ない民族が、外国に抗議するデモをしても意味はない。単なるマスゲームだ」と書いて話題を呼んだそうだ。
実に良く言い当てていると思う。

しかし、その日の内に削除されたという。
中国にはネット警察がいて、政府批判の記事は即削除され、政府に都合の良い記事は野放しだ。
デモも政府の官製デモなら、ネットも検閲済みの官製ネット。
当然、中国政府に都合のよい内容となる。

このような中国でのネット事情を知ってか知らずか、日本のマスコミは平気で中国ネットの過激文章を紹介し、それを中国国民の総意だと誤解を与えている。

尖閣諸島事件後、「日本に原爆を落とせ」などの中国のネットの書き込みを紹介する反面、日本各地で起こった抗議デモを報道しなかったマスコミの報道基準が問われている。
何を持って公平公正な報道基準としているのか。
このままでは、ノーベル平和賞受賞のニュースを一切報道しなかった中国と大差ないという自覚を日本のマスコミは持つべきである。

話は変わるが、民主党政府は中国政府に対し、警備強化と邦人の安全確保を要請したそうだが、百貨店のガラスが割れるなどの器物損壊の被害が出ているのになぜ抗議しないのか。
官製デモなら中国政府が責任を負うようハッキリ抗議せよ。

 

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