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2010年7月18日 (日)

幸福実現党の戦術的敗北戦略的勝利

「木もれ陽散歩道」さんによると、今回の参院選(2010-07.11)
幸福実現党の「戦術的敗北戦略的勝利」であると、深遠に説いています。
  
木もれ陽散歩道

実現党の戦術的敗北戦略的勝利
 
 参院選、自民党は小選挙区で圧勝した。
そこに民主党に失望した国民の思いがあるのは確かだ。

一方で幸福実現党は、思うように得票率を伸ばせず一議席も確保することができなかった。
しかし今回幸福実現党は全国での候補擁立を取り辞め、比例候補も絞り込んだ。
もし幸福実現党が衆院選の時のように全国で候補者を立てていたら、おそらく得票率はもっと伸びただろう。
政党要件を満たす2%に加え、いくつかの議席も確保できたに違いない。
実はそうしなかった背景にこそ、自民党圧勝のからくりがある。
多くの小選挙区に候補を立てなかったことで、実現党員と幸福の科学会員票が保守政党小選挙区候補に流れた。
その多くは自民党候補に流れたのだ。

そうしなければ自民党はもし勝ったとしても十分な議席を確保することは難しかっただろう。
自民党に流れなかった票の一部は、みんなの党にも流れたからだ。

民主党政権に脅威を与えるためには核になる勢力を持つ保守政党がどうしても必要になる。
そうなると現在の日本ではやはり自民党を置いて他にはない。
民主党政権に対抗できる保守の勢力がなければ日本は一挙に左傾化が進む。
それはまさしく亡国の選択だ。
残念ながらまだ多くの国民にその危機感は無い。

だからこそ幸福実現党は身を犠牲にして自民党を救い、左傾化の流れを押しとどめたのだ。
確かにそれでも数名の議員の誕生には望みをつないでいたに違いない。
だから予想以上にみんなの党やその他の政党に票が流れたことは事実だろう。
その意味では戦術的敗北はあったと言える。
しかしその一方で民主党を敗北させ、保守の勢力を維持したことで左傾化の流れを停滞させた意義は大きい。
それは小さな勝利を捨てて大きな勝利を呼び込んだ幸福実現党の、戦略的勝利といえるだろう。

 
 

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