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2010年2月20日 (土)

「無税国家」を目標とすべし

『松下幸之助 日本を叱る 天上界からの緊急メッセージ』(ISBN:9784863950238)を読みました。

その中でp36: 『やろうと思えば、国だって「無借金経営」ができる』
を私なりに思ったことを含めて、まとめました。

[ツカミルの補足]
国の借金とは、税金だけでは足りないので、例えば、国民に国債を買ってもらう。

経営の考えを国家財政にも持ち込むことにより、
無借金経営が可能になり、減税が進めば、
行く付く先は無税国家にすることが可能ということ。

会社だったら、「無借金経営」はできる。
[ツカミルのコメント]
四季報を適当にパラパラっと見れば、
有利子負債ゼロ(無借金経営)の会社が割とあるものです。

同様に、国だってできる。
まずは、これが、できるということを理解することが大切。
できないと思えば、できるものもできない!
できないと思っている人たち(国会議員)がやっているからできない。

では、その方法とは、

単年度予算を廃止
 単年度予算は、次年度に繰り越せないので、
 使い切り予算となり、無理にでも使い切ろうとする。

 [ツカミルのコメント]
 現政府では、複数年度予算が検討されている。
 (現政府はいろいろ批判されていますが、評価できるのは、これくらいか?)

余った予算を蓄える
 単年度制の予算を廃止することにより、余った予算を蓄えることができる。

効果的な投資
 将来、税収が生まれるような分野に投資する。

※現状は、選挙に勝てるように、票集めを目的に予算配分をしている。
その結果赤字財政になっている。

[ツカミルの考察]
上記の方法で、
国の無借金経営ができれば、減税を推し進めて、
行く付く先は無税国家になるかと云えば、
そうはならない。
確かに税金の負担が減るのですが、
無税にはならない。
そうなるには何かまだ必要。
それには、③(効果的な投資)で、財務テクノロジーも必要ということでしょう。
ここはアイデアの出しどころなんでしょうね。
例えば、リバティ2006年1月号によれば、
日本国家を株式会社にしての株式を自由に売買できるようにするというのが
紹介されています。
これは、国債というものを廃止して、日本国家の株に移行するということなのか。

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